引きこもりを脱出後に活用した場所を、ひきこもり経験者が説明します。

こんにちは。とーるです。
引きこもっていた人が引きこもりを脱出し、家から出られるようになった後、どのように行動していったら良いのか、ということでお悩みの人は多いのではないでしょうか?
このことには決まった道というのはなく、ケースバイケースだと思いますが、僕の経験したことが少しでも参考になればと思い、僕歩んできた道のりを書いていきたいと思います。
スポンサーリンク
ひきこもりの当事者会・親の会に参加する
あなたのお住まいの地域に、ひきこもりの当事者会や親の会はありますでしょうか?
新聞に開催情報が載っていたり、ネットで検索するとホームページが出てくることもあるかと思います。
もしあるならば、かなりラッキーだと思いますので、ぜひ参加してみることをおススメします。
ひきこもりという状態は、周りから否定されることはあっても、肯定されることはほぼないですよね。
否定されてばかりだと自信を失ってしまって、せっかく家から出られるようになったのに、また出られない状態へと逆戻りしまうこともあるかもしれません。
そうならないためにも、ひきこもりということを理解して受け入れてくれる、ひきこもりの当事者会・親会は、心のよりどころとなってくれると思います。
ただ初めて参加するときに、ひきこもりの会の連絡先へ電話して問い合わせることは、とても勇気がいることです。
連絡をして参加する予定を決めたとしても、実際に参加するときにもとても緊張するし、やっぱやめとこうかな…と思うこともあるでしょう。
でもそれは皆が通る道ですので、大丈夫ですよ。
不安でも怖くても、そんなあなたをひきこもりの会の皆さんはきっと受け止めてくれますので、安心して参加してくださいね。
スポンサーリンク
ひきこもりを経験した仲間との出会いは、心を元気にしてくれる
僕も地元の当事者会にはじめて参加するときは緊張しましたが、勇気を出して参加してよかったなぁと思います。
数年たったいまでは、同じような経験をした当事者たちはかけがえのない仲間です。
そして、ひきこもっている子どもさんを持つ親の皆さんの集まりでも、僕のようなひきこもり経験者はとても歓迎して受け入れてくれます。
親の皆さんは当事者の声を聞きたいと思ってくれますので、自分なりの意見をとても尊重してもらえて、参加しただけで感謝していただき、とても嬉しいです。
当事者会と親の会に参加したことは、僕の心が明るく元気になっていくうえで、とてもありがたい存在でした。
ひきこもりの相談窓口 地域若者サポートステーション
もしかしたらあなたの地元には、ひきこもりの会がないかもしれません。
それならば、地域若者サポートステーションはどうでしょうか?
地域若者サポートステーションとは、厚生労働省のホームページから引用しますと
地域若者サポートステーション(愛称:「サポステ」)では、働くことに悩みを抱えている15歳~39歳までの若者に対し、キャリアコンサルタントなどによる専門的な相談、コミュニケーション訓練などによるステップアップ、協力企業への就労体験などにより、就労に向けた支援を行っています。
サポステは、厚生労働省が委託した全国の若者支援の実績やノウハウのあるNPO法人、株式会社などが実施しています。
と、このように解説されています。
僕も地元の「サポステ」に通っていた時期があります。
サポステのスタッフや利用者仲間との出会いは、貴重な人生経験のひとつとなりました。
サポステで受けた就職に関連した講座やボランティアの経験が、実際に仕事で活かされたと感じることも多いです。
ただサポステは就労支援という側面がどうしてもありますので、それがプレッシャーに感じることもあるかもしれません。
でもそのことを踏まえた上でなら、サポステに一度相談に行ってみることは、試してみる価値があると思います。
相談してみて自分にはまだ早いと思ったら、参加を見送れば良いですからね。
興味のある方は、下記のリンク先のサイトからお住まいの地域のサポステを検索できますので、ご活用してみてください。
僕の地域にはたまたま、ひきこもりの当事者会・親会と、地域若者サポートステーションの両方がありましたので、両方を活用することができました。
もし両方ともお住まいの地域にないかたには、お役に立てない記事で申し訳ないです。
ですが僕がひきこもりから脱出後に元気になっていくときには、とても支えになった場所でしたので、個人的な経験談として書かせていただきました。
さいごまで読んでくださり、ありがとうございました。
スポンサーリンク