人生の知恵や言葉を学べる「さとうみつろうさん」のおすすめ本をご紹介します!

こんにちは。とーるです。
最近読書をたくさんしていて、何冊もの本を同時に読んでいます。
その中でも今1番心にピン!ときた、おすすめの本をご紹介しますね。
その本はさとうみつろうさんの本「営繕さんの幸せドリル」です。
さとうみつろうさんは、「笑えるスピリチュアル」というブログが人気を博し、「神さまとのおしゃべり (サンマーク文庫)」が20万部近くの発行部数を記録した、人気作家さん。
「神様とのおしゃべり」ではそのタイトルのとおり、主人公である「みつろう」が頭の中に話しかけてくる「神様」とのユーモアあふれる対話を通して、思考は現実化するという考え方や、いわゆる引き寄せの法則などの宇宙に流れる仕組みについて学んでいくものでした。
そして今回の「営繕さんの幸せドリル」では、主人公であるサラリーマンの「虎太郎」と、会社の備品の修繕や保全業務を担当する、営繕係の「営繕さん」との対話がメインでストーリーが進んでいきます。
この営繕さんのお話がとても深くて、ためになるんです~。人生の知恵や、生きていくうえで役立つ言葉がたくさん書かれていました。
今、会社で働いてる僕にとって、染み入るようなお話にあふれていたのです。
今日はそんな素敵な本の内容について、お伝えしていきたいと思います。
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「人間関係」がうまくいく知恵
僕が共感し、勉強になった営繕さんの知恵を引用しますね。
『相手よりも「先」に正直に話すだけじゃ。』
~相手が先に本音を話すのを待つよりも、こちらが先に本音を話してみよう。~ (95ページより引用)
相手が変わってくれるのを期待するのではなく、まず自分が心を開いて相手に気持ちをさらけ出すことで、相手も心を開いて、人間関係がスムーズに進むようになるという教えです。
人間関係がうまくいかない時って、相手がこう変わってくれたらなぁとか、相手がこうしてくれたらなぁとか思っちゃうことが、僕もよくあります。
ですが相手が「先」に変わってくれることは、絶対にないんですよね。
相手が変わる時っていうのは、自分の心や行動が変わったときだけ。
なので勇気を持って、自分の不安や弱みなどの、隠しておきたい気持ちを先に相手に伝えること。
それができると、相手の心のバリアも同時に外れて、お互いの意思疎通がうまくいくようになるんですね。
この教えは、ベストセラーになった本『自分の小さな「箱」から脱出する方法』とも通じる部分があるなと思いました。
本のタイトルある「箱」っていうのは、すごくシンプルに説明すると、「自分のミスをきちんと認めずに正当化して、その変わりに相手を責めてしまう状態」、みたいな意味です。
つまりきちんと自分自身と向き合わずに、相手を責めて相手をどうにかしようとしてしまっているということ。
でもコミュニケーションを適切に行うためには、自分の誤りはきちんと認めて、そのうえで相手と対話をしなければいけませんよね。
このように、人間関係において本当に大切なことは、真理のように変わらなくて、共通しているんだなと感じたのでした。
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「ライバル」や「競争相手」を受け入れる知恵
同期が優秀であればあるほど、嬉しくてたまらないじゃないか!
~視点を変えて、同僚を観てみよう。優秀過ぎる同僚は、社長になるあなたの大きな財産かもしれない~ (P159より引用)
この営繕さんの教えは、職場の同期の同僚がすごく優秀だとしても、嫉妬したり、足を引っ張ったりする必要はないんだよと、教えてくれます。
自分が社長になったらという視点で職場を眺めてみると、優秀な同僚は、いずれ自分を支えてくれるとても強力な味方ってことですもんね。
本来はただただ、ありがたい存在なはずです。小さな視点ではなくて、大きな視野で観てみると、現実の状況が自分に味方してくれていることにきづけますね。
そしてこの教えが書かれた章では、サノバロックというバンドの歌詞が引用されていました。
その歌詞とは「すべては一つ、今でも一つ」。
営繕さんの解説は、『「わたし」は、「だれか」と争う必要はない。「世界」で一つじゃから。』というものでした。
気になって調べてみると、実はこのサノバロックというバンド、本の作者のさとうみつろうさんが現実に組んでいるバンドで、「すべては一つ、今でも一つ」という詞は、「幸せジントヨー」という歌のものだと判明!
YouTubeにさとうみつろうさんが歌う「幸せジントヨー」の動画がアップされてましたので、掲載にいたしますね。↓↓
聴いているとふっと心が軽くなる、あたたかい歌だと感じました~。
「ジントヨー」っていうのは、沖縄の方言で「本当そうだよね~」ってただ相槌を打って、相手を大きく受け止めてあげる言葉なんだそうですよ。
「迷っている」状態から抜け出すための知恵
次にご紹介したい教えは、営繕さんではなく、社長の運転手を務める、福山さんの言葉です。
右折は3回までです。4回目からはおかしなことになります
~迷えるのは、どちら選択肢も素敵だから。たとえ3連続でミスしたって、会社にとって「初めての方角」への冒険をしてるだけ。ただし、同じ所をグルグル回ってる気がしたら、いつもと違う選択をしてみる。~(P201より引用)
この教えはどういう意味かというと、車で道を走っているのをイメージしてもらえるとわかりやすいです。
右折を4回してしまうと、右→右→右→右と曲がって、元の方向に戻ってしまいますよね。
それでは、色々迷ったあげく、同じところをグルグル回っているだけで、意味がないよってことなのです。
新しい道に曲がって、今までと別の方向性が見つかることに意味があるのであって、迷いすぎて同じ道に戻ってしまっては、元も子もない。
だから、迷いながら色んな選択肢を試してみるのは良いけど、あまりにも迷い過ぎていたら、堂々めぐりをしてはいないかどうかに気を付けなきゃいけないよという、教えなんです。
そしてもう一つ、大切なメッセージがあります。
それは、迷っているということは、迷っている選択肢の両方ともが、実はステキなものだからなんですよね。
だってもし、片方がハッキリと良いもので、もう片方が悪いものだったら、そもそも迷わないですもんね。
絶対に良いものを迷わず選びますよね。
だから実は、迷えているというのは、その時点で幸せなことなのかもしれません。
魅力的な選択が2つ以上、目の前にあるということなのだから。
そう思えると、迷っているときでも、心がほっと楽になって、自分がどうしたら良いのか、落ち着いて考えられるようになるな~と思いました。
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「与える人が、与えられる」法則についての知恵
会社から何を奪えるかを考えるんじゃなくて、会社に何を与えられるかを考えた方がいいサぁ~。
~宇宙は今日も加速膨張する方向へのベクトルだから、周囲から奪い取ると苦しくなる。少しずつ、周囲へ「与える」喜びを練習しよう。~
(P371より引用)
この考え方は、ご存じの方も多いのではないでしょうか?
「人に何かを与えようとしている人が、めぐりめぐって自分もたくさんのものを与えてもらうことができる」という、考え方ですね。
僕も自分の人生において、人からもらうことばかりを考えていた時期よりも、自分にできることを人にしてあげようと考えるようになった頃からの方が、心の面でも、物質的な面でも満たされて豊かになっていると思います。
今回さとうみつとうさんの本を読んでいて印象的だったのは、宇宙全体は今日も、加速膨張して広がり続けているという表現でした。
自分から人に笑顔を振りまいたり、親切にするという豊かな行動をすることは、宇宙の流れに沿っているからこそ、うまくいく流れを作ってくれる。
反対に自分だけが得するように人から奪い取る思考をもって行動すると、宇宙の流れに反してるので、苦しくなってうまくいかなくなってしまう。
豊かな行動をするのって、勇気がいるし、自分が損をしそうで行動するのが怖くなってしまう時があるけど、宇宙の流れを信じて、自分にできることをするのが大切なんだなあと感じることができました。
それとこの教えの部分の章では、お釈迦さまの托鉢の修行のことについても書かれていました。
そのことについて、掘り下げて書きたいので、次に書いていきますね。
お釈迦さまの「托鉢の修行」の知恵
まずは托鉢って何かというと、元々は家々を回ってお経をとなえて、寄付として食べ物をいただくという、仏教の修行の1つです。
托鉢をする時にお釈迦さまはお弟子さんたちに、貧しい家から周りなさいって言ったのだそうです。
えっ?!て思いませんか?
貧しい家を周って寄付を募るって、酷な気がします。
それよりもお金持ちの家に行けば、食料がたんまりとあるだから、お金持ちの家を優先的に回ればいいじゃん…、って思いますよね。
でも実は、これには深い意味があるのです。
実は貧しい状態が長く続いている人は、人に施しを与えるという、豊かな気持ちを忘れてしまっているんです。
そして人からもらうことばかりを考えてしまい、ますます貧しさから抜け出せなくなってしまうという、悪循環にハマっているんですね。
逆に豊かな人は与える喜びを知っていて、与えることを続けているから、めぐりめぐってさらに自分も与えられるという好循環の波に乗ることができている。
お釈迦さまは托鉢をとおして、貧しい人にそのことに気づいてもらおうと考えていたんです。
豊かになりたかったら、まずは自分から人に与えること。
このことはとても大切な考え方ですので、いつも心にとめておきたいですね。
今日の記事は、僕のブログ記事の中で1番長い文章量になってしまいました 汗
全部で4200文字くらいあります。
それだけの熱量を込めて記事を書きたくなってしまうくらい、「営繕さんの幸せドリル」はためになる本でしたよ。
とくに本のラストの部分が、予想を超えるドラマチックな展開でとても良かったです。
どんな展開になるかは、読んでのお楽しみということで、ここではふせておきますので、気になる方はぜひ読んでみていただきたいと思います。
ではでは、今日も最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。
⇒斎藤一人さんのおすすめ本「絶対、よくなる!」から学べる3つの言葉
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